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⚫️ISABELLA sinclair⚫️

ニイハウ島の所有者としても有名なシンクレア一家のメンバーであるイザベラは、スコットランド生まれの植物学者、作家、植物図鑑作家です。1885年に出版された『Indigenous flowers of the Hawaiian islands』は、ハワイの花をカラー写真で紹介した最初の本であり、Giclee Mauiで紹介しているアートイメージもこの本に掲載されているものです。

イザベラ・マクハッチェン・シンクレア(1842−1900年)


略歴

1842年(1840年、とも言われている)、スコットランドのスターリング近郊で生まれた。幼少期に家族と共にニュージーランドに移住。1866年8月7日、イザベラ24歳の時に従兄弟のフランシス・シンクレア・ジュニアと結婚。

結婚後、家族と共にハワイに移住。イザベラの叔母であり、義母であるエリザベス・シンクレアはニュージーランドとハワイで牧場を所有しており、エリザベスは1864年にカメハメハ5世からニイハウ島を1万ドル分の金貨で購入した、シンクレア家の女家長として知られている。

イザベラは、シンクレア家が所有していたニイハウ島のキエキエ地区に夫と共に移住し、その後はカウアイ島のマカウェリへと移っている。ハワイの自然に魅せられたイザベラは、ニイハウ島、ワイメア渓谷、オロケレ渓谷、コケエをはじめとするニイハウ、カウアイ島のあらゆる場所へ足を運び、そこに自生する植物をスケッチしながら、その種に関する情報をネイティブハワイアンから学び、調査をした。

そして、ハワイに自生する花の標本を集め、その一つ一つをイラスト化し、44枚のフルページ・カラーでハワイのネイティブ植物のポートフォリオを完成させる。その標本を、当時イギリスのキュー王位植物園の延長で、著名な植物学者のジョセフ・ダルトン・フッカー博士に送り、科学的な立証と定義付けの承認を得る。

フッカー博士はそれぞれのネイティブ植物の花の学術名を提供し、彼女はそれにハワイ語の植物命、自生生息地、開花時期などを記録していった。

こうして出来上がったポートフォリオは、フッカー博士の勧めもあり、『Indigenous Flowers of the Hawaiian Islands』として1885年出版された。

1885

Indigenous Flowers of the Hawaiian Islands

イザベラは、この本を下記のメッセージと共にハワイの人々に捧げた。

”最も素晴らしき友人であり寛大な批評家でもあるハワイの酋長とその人々に、この作品を愛情と共に捧げる”

イザベラ・シンクレアはハワイ諸島における土地開発や外来種の増加により、ハワイの自生植物が自生地を失っていることに、警鐘を鳴らし懸念を表明した最初の作家の一人である。

書籍の中で彼女はこう語っている

”ハワイの花々は、無造作にどこにでも育っていると思われがちで、もちろんそう言う種類もありますし、それらはとても芸術的ですらあります。しかし、海外からの在来種の増加や環境変化によってそれらの存続があやぶまれています。森林火災、動物、農業はこの5-60年間で島々に大きな変化をもたらし、その結果、今では歩いても歩いても、固有植物を見ることができなくなってしまいました。ハワイを侵略してきた多くの異国から輸入された雑草、低木、その他の植物はあっという間にハワイ固有植物を絶滅させてしまったのです。”


ハワイ固有の植物にこだわり、細部にわたり描かれたイザベラ・シンクレアの作品は、19世紀のクロモリソグラフ手法を用いて描かれ、全てが手書きで自身によって色付けもされた非常に優れた作品です。

この本は現在では絶版となっており、米国では1万ドル(2023年現在の価値で130万円以上)の値段がついています。

それらを原画に限りなく近いクオリティで再現したのが、こちらで紹介しているキャンバスジクレーアートになります。

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